ドローン(無人機)による空中写真の検証

平成27年6月1日

目的

災害現場1
災害現場2

災害時などでは迅速な対応が求められるが、現場の測量では大変危険が伴う為、どうしても時間がかかってしまします。
そこで、ドローンにて写真測量が可能か検討してみました。

ドローンにより写真測量が可能になれば、危険個所に近づく頻度が少なくなる為

  • 作業員の安全確保
  • 測量時間の短縮
  • 経費節減

につながると考えられます。

そしてドローンによる空中写真を撮影し、実際に測量した地形図とどれくらいの誤差がでるのか比較をしてみました。

ドローン

検証が容易な平坦な地形にて写真撮影、地形測量を行いました。
写真撮影は高度70mから行いました。

写真1枚のみで地形図に重ね合わせ

写真1枚による貼り合わせ

写真1枚による貼り合わせのずれ

レンズの歪曲収差や建物の高さなどにより、写真中心より離れるにつれて歪みが発生しています。
その結果、右下のハウスや道路の位置が極端にズレているのがわかります。

正射投影 写真の貼り合わせ

そこで撮影位置をずらした3枚の写真から解析ソフトにて正射投影の画像を作成し、先程の地形図に重ねてみます。

撮影位置をずらした3枚の写真

撮影位置をずらした3枚の写真合成

正射投影していない1枚のみの写真と比べると全体的に大きなズレはなく、地形図上にほぼ合った状態になります。
誤差は約0.5~1.5m

検証結果

現段階では、高精度を必要とする測量では使用できないが、高精度を必要としない災害現場周りなどの局地的な地形図作成には使用できそうです。
約100m×80m写真から地形図が作成でき、現場での実測が省略できるので、災害時の迅速な対応と経費節減には効果が見込める。
精度があがれば、実用頻度が上がる為、撮影方法、解析方法など引き続き研究中です。